息子の卒園式に行った。3年ってあっちゅう間。
ここの幼稚園、自分も通いたい。。。
長久手の「もりのようちえん」は、一人ひとりの個性と自主性を重んじた教育方針で、自由奔放で野性的。
他の幼稚園がどんなか分かんないけど、ここまで振り切ってるところは珍しいんじゃないかなあ。
いつもズボンは泥だらけ。冬でもシャツ1枚で森を走りまわる日々。
何も教えないし、みんなで同じお遊戯とかまったく無いし。
幼稚園最後のおやつも、「芋」だった。
ヘッポコで泣き虫だった息子も、ここに通ったおかげで少しは逞しくなれたかな。
ここの卒園式が行われるのは夕方から夜にかけて。
卒園児一人ひとりがたいまつを持って、森から行進してくるセレモニーがある。
そして、その炎がひとつになり、キャンプファイヤーのような大きい炎を囲んで大合唱。
なんとも幻想的な雰囲気。
自分は卒園式の記憶なんて全く無いけど、こんな素敵な式なら息子の記憶に残ってくれるかな。
あと素敵だったのは卒園証書。一人ひとり違う文章で、式の時に読まれるコメントも人それぞれ。
うちの息子の場合は、、、、
「たくさん流した涙のぶんだけ、いまの大きな笑顔があるんだね。アサオカマサル君!」って。
どんだけ泣き虫キャラが定着しとんねん。
式の最後は学長の吉田一平さんのおコトバ。
日本の人口は減っています。
豊かな生活・贅沢な生活を追い求める社会からは本当に限界があります。
こうやってお子さんを愛する気持ちを大切にして、
ゆっくりと、本当に大切にすべきものを大切にする人生って素敵ですよね、と。
震災直後だからこそ響くコトバ。
でもこの学長さんは震災があろうがなかろうが、同じメッセージを送ってくれたと思う。
そんな人。そんな学園。
これでこの幼稚園とも直接のつながりが無くなってしまう。それがすごく残念。
ずっとここに通わせたいわ。ていうか自分が通いたい。。。