明日は完全なる秋晴れのはずだから、トレイルランに行こう。
固く心に決めて寝た。そして、起きた。
11月3日の祝日。
行こうと思ってたのは、中央道を走っていると、恵那・中津川あたりで明らかに恵那山よりも存在感のある山、「笠置山」。で、いろいろ調べたら、ずっと階段が続く、見通しが良くない、などあまり走りに向かないかなと思って断念。
ということで、もっと近くで気になってるエリアのひとつ、犬山の八曽山周辺にいくことにする。
「八曽もみの木キャンプ場」
小牧東インターを降りて犬山方面に行くとき、よくみる看板。
たぶん、名古屋近郊で最も近くにあるキャンプ場かもしれない。
だから気になっていた。
入鹿池に流れる小さい川にかかる赤い橋を渡ったところで車を停め、スタート。
前日は雨だったから、地面の湿気が太陽に照らされて蒸発してできる朝もやがとてもキレイ。
キャンプ場に続くアスファルトの道を2km弱走るとキャンプ場に到着。
11月だけど一応営業期間みたい。お客さんいないけど。
ここから車両進入禁止の未舗装路が川沿いに続く。
「東海自然歩道」の看板が。この東海自然歩道って、昔っから時々要所要所で僕の前に現れるのだが、これって何だろ?ずっとこの道続いてるんかな?
あとで調べてみよ。(←調べた。高尾から箕面までずっと続いているすごい道だった。。)
途中怪しい建物発見。地図で見ると、名大地震研究所とのこと。恐るべし名大。
八曽キャンプ場というすでに営業していない廃墟的な場所を過ぎると、山道へ。黒平山頂上を目指す。
途中、それなりの急登もあるが、気持ちよく走れる山道が続く。
途中、景色がすげえ良いところあり。
そして、山道を20分ほど走って、山頂へ。
明治時代に作られたお寺の跡があるようで、石垣やら石像やらがあって、なんとも不気味な雰囲気。木が生い茂って、山頂の眺めはあんまり。
上ってきた道を戻り、次は「八曽の滝」を目指す。
要所の分岐では分かり易い案内板が必ずあるから目的地さえはっきりしていれば迷うことはない。
深い谷を下り、ほどなく滝つぼに到着。
第一印象、「滝修行するのにぴったりサイズの滝」だと思った。後で調べたら、やっぱり修行で使われていたという言い伝えも。。
やや早い紅葉の風景と気持のよい青空と、かなりのマイナスイオンが充満していたにちがいない。
滝つぼに端を発する渓谷の風景は、愛知県じゃないみたい。
愛知県民にとって、こういう自然の素敵な風景は岐阜県や長野県のものだ、という刷り込まれた観念があるので、
たまに身近にこういう風景があると、若干興奮する。
そして谷を登り、ここ数年で作られたヘリポートにある「パノラマ展望台」に立ち寄る。
ヘリポートからは、さっきのぼった黒平山が真正面に。きれいな形の山だったんだね。
で、その後、最後のピーク「岩見山」へ。
ここからの眺めは、とても気持ちよかった。入鹿池と奥にそびえる本宮山と尾張富士、さらにその奥に広がる濃尾平野。明治村やリトルワールドも見える。
手前にはごつい岩肌の山もある。自宅から車で30分足らずでこんな大自然が広がっているなんて、なんと素晴らしいのだ、と朝から若干興奮が続く。。
そのまま岩見山の急な下り道をへて、整備されたハイキングにぴったり的な遊歩道を通り、八曽もみの木キャンプ場に戻る。
約13km、休憩入れてゆっくり2時間半。
ほどよいアップダウンと走りやすい山道で、気軽にトレイルランが楽しめる、とても良いコースだと思う。
しかも家に戻ってもまだ昼前だったという、とっても有意義な朝の時間でございました。