日本理化学工業という
チョーク製造販売会社、会長の著書。
なんと社員85名のうち、63人が知的障がい者。
人に愛されること
人に褒められること
人の役に立つこと
人から必要とされること
働くことによって愛以外の3つの幸せは得られる。
でも、働くこととは、その愛までも得られると思う、と著者は語る。
たとえ障がいがあっても、
社会の繋がりの連鎖にきちんと加えてあげる。
そうすることで、人はイキイキと生きられる。
とかく、現代の仕事観は、他者への貢献よりも自己実現の手段、とされがち。
でも、そもそも「社会貢献」という言葉だって決して無償のボランティアではない。
労働して生み出す価値こそが社会貢献であると、あらためて感じさせてくれた。